【リペア】ポットやジャック、電装部のカスタムに関しまして。

いつもご愛読ありがとうございます。

ここ最近お客様からお持ち込みリペアのご依頼が増えております。

その中でも特に多いご依頼が電装系です。

過去に行った電装系のリペア作業やカスタムのご提案、作業工賃をご紹介していきます。

作業例

特にご依頼が多いのがポット交換です。

・経年劣化によりいつの間にかガリが出てしまった

・トルクが好みではない

・カーブを変えたい

この様な症状やご希望で交換される方が多いです。

ポット交換

作業例として上記写真の右側のポットが元々ついていたものです。

左が当店での交換作業終了後です。

はんだが広範囲に広がってしまっていたポットから、左の玉のようなはんだへ

新しいポットへ交換する際に配線の取り回しもやり直すため、全体的な配線も美しく仕上がります。

ハンダの使い分け

当店では、はんだを美しく仕上げ音質向上を図るため、はんだの種類を使い分けております。

はんだの用途は主にこの三つ

・ギターやペダルをはんだづけする際においては、ケーブルへの予備はんだ

・ポットやジャック部への盛り付けるようなはんだづけ

・基盤のホールへ流し込む様はんだづけ

予備はんだはある程度しっかりと内部の芯線まで流す必要がありますので流れやすい はんだケスター44を使用しております。

この流れやすいはんだをポット裏に慣れていない人が作業すると、

べちゃっと広範囲に広がってしまいキレイな見栄えにならず、またしっかりとはんだ付けできず接触不良を起こす可能性があります。

そのため、ポットの裏へ配線する際はもっと粘度が高く、

個人的には音質的にも優れていると思っております流れにくい硬めのはんだを使用しています。

もちろん、リペア作業の際にはケスター44がご希望であればケスター44での作業も可能です!

当店で使用しておりますポットのアース部等やスイッチの重要な部分に関しましては音質と導電性、仕上がりを考量してはんだもチョイスしております。

その他のご依頼

その他の作業メニューとしましては、

作業例

・配線材のグレードアップ

・ピックアップ交換

・コンデンサ交換

・サーキット作成

上記がよくご依頼いただいております、一例です。

その他のご提案としましては、スムーステーパー回路です。

スムーステーパー回路をエレキギターエレキベースに導入することによって、

ボリュームを絞った時のハイ落ちを防げます。

歪んだサウンドからボリュームペダルなどでクリーンサウンドを

多用される方などにおススメの改造です。

その他にも、お客様のこだわりや改造案がございましたら、お気軽にご相談ください。

当店のリペアマンとお客様と対話を重ねながら作業を行っていきます。

リペア、カスタム工賃

当店での各電装作業工賃

ピックアップ交換¥3500~(一か所追加ごと¥1500UP)
ポット交換¥2200~(1か所追加ごとに¥1800P)
コンデンサー交換¥2600~
セレクター交換 ¥2600~
アッセンブリ配線手直しご相談ください

※パーツ代は別途となります。

上記は電装系のリペア工賃例です。

その他のリペアや改造も行っております。

作業工賃は機体の状態や、パーツの種類などで変動する場合がございますのでご相談くださいませ。

また作業内容やタイミングによってはお預かりさせていただく場合がございます。ご了承くださいませ。

ご不明点やご相談等、お気軽にお問い合わせくださいませ。

[template id=”438″]

ジャンク機体再生への道                     (配線黎明編)

こんばんは!JKです!

今日はジャンクベース修理企画の番外編として

作業する人間がJKに代わっての配線編です!

11月23日といえばそう!

アメリカ南北戦争におけるミッショナリー・リッジの戦いですね!

後に大統領となる北軍の英雄ユリシーズ・グラントが

ブラグストン・ブラッグを破った戦いですね。

北軍の英雄であった彼は、その後ユリシーズグラントは大統領になるも、

歴代最悪の大統領と呼ばれてしまうこともあり、

その栄光に影をさしてしまっています。

まるでディストーションとオーバードライブのような関係ではないでしょうか。

みなさんも一度このことに関して

じっくりと考えていただきたいとおもいます。

本題

バイザウェイ今回はジャンクベースを修理するだけでは面白くないので、

今回は上位機種と同じ、ターボスイッチをつけてみることにしました!

ジャズベースは通常、フロントとリアのピックアップは

ジャズベース並列(パラレル)で繋がっています。

ストラトでいうところのハーフトーン状態ですね。

ターボスイッチはそれらのピックアップを

直列(シリーズ)になるように繋ぎ変えるスイッチです。

フロントピックアップとリアピックアップでハムバッカーを作るイメージです。

君ひとたびそのノブ引き上げれば、そのパワーも上がりけり、

それすなわち太い音を生まんと上杉謙信も言っていた気がしますし、

言ってなかった気もします。

せっかくなので、現在の配線に手直しを加えようと思います!

はんだを除去する際に使う器具はいろいろありますが、
このようにポットの裏を除去する場合はキュッポンスッポンよりも

ハンダ吸い取り機

半田吸い取り線を使うのがおススメです。

ハンダ吸い取り線

また、古くなってしまった半田の場合、

熱を加えるだけではなかなかはんだが溶けないので、

新しいはんだを少し流してあげることで溶けやすくすることができます。

フラックスや、フラックス除去剤をつかって、

より綺麗にポット裏を一度清掃することも可能ですが、

このタイプのポットの場合、長い時間熱を当てすぎてしまいますと、

いともたやすくおこなわれるえげつない行為のようにポットにダメージがでて

ガリノイズの原因となってしまいますので、ほどほどにしておきます。

ハンダのコツ

完璧に綺麗に仕上げる場合、

一見はんだ自体は表面に残っていなくても

ポットの背面にフラックスが残っている場合があり、

そのフラックスが原因で綺麗なはんだの球面をつくるには

はんだ選びやコツが必要となってきます。

フラックスが残った場所に改めてはんだし、

べちゃっと広がりそれを手直ししようとまた吸ってを

繰り返してしまうと結果としてポットの故障につながってしまいますので

お気をつけください。

綺麗に仕上げるには、粘度の高いはんだをつかって、

フラックスが広がっていない場所を見つけて

作業するのがオススメです。

作成途中の段階ではノブは押し込んだ
状態でターボモード

最後に

身も心も凍えそうなこの冬に、

あなたも温かいはんだごてを抱き寄せてみてはいかがでしょうか。

[template id=”438″]

オリジナルピックガード製作

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。

ギターにおいて、ピックによるダメージから
ボディを守る鉄壁の守護神 ピックガードですが、
ピックガードは守ることだけがすべてではありません。

時にはギターの装飾の一部となり魅力を引き立て、
デザインにおいても重要なファクターとなる縁の下の力持ち、
それがピックガードです。

ピックガードには様々なデザインがあり、
オーソドックスな白や黒、ミントグリーンの単色から、
べっ甲柄、ホワイトパールなどの派手な柄物、
更には木材や革を使用したものまで多岐にわたり、
機体に合わせた形状により、そのデザインは無限大です。


そんなピックガードをオーダーしてみませんか?

ピックガードは機体により、形状やネジの位置が異なるため、
基本的に市販品などをそのまま取り付けることができず、
一から機体に合わせて製作する必要があります。

今回は一例として、元々ピックガードのついていなかった機体に、
オリジナルのピックガードを取り付ける風景をご紹介。

こちらが取り付け前の状態

キルトメイプルの美しいデザインです。

今回はこの杢を損なわないようにというのがご依頼主の希望です。
なので材質はアクリルとなりました。


ピックガードの形状を下書きし、ご依頼主とすり合わせ。


決まった形状を基に製作したのがこちら。

透明なため杢を損なわず、しかし確かな存在感のある渋いルックス。
もちろんピックガードとしての役割も果たします。

世界で一枚のピックガードの完成です。

元々搭載しているピックガードを基に、
異なる柄のピックガードを製作することも可能です。

あなたも是非オリジナルのピックガードを作ってみませんか?


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室

リペア作業日誌~フレット交換~

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペア担当の平です。

今回はフレット交換の様子をご紹介。
(度々記事にしていますが…)

今回の患者さんはフレットがかなり摩耗しているご様子。

いきなりの余談になりますが、
フレットの素材はニッケルシルバーという合金でできています。

そのフレットにこすり合わされる弦は、
巻弦がニッケルの合金、プレーン弦がスティールでできています。

フレットのニッケルシルバーもニッケルの合金ですが、
含有率の半分以上を銅が占めており、柔軟性の高い金属となっています。
スプーンなどの食器にも使われる素材なので、
柔らかさは何となくお分かりになるかと思います。

それに対しニッケルやスティールは比較的硬質な金属なため、
より柔らかいフレットが摩耗してしまうというわけです。

ちなみにそんなフレットの摩耗を防ぐために、
ステンレスのフレットなんかも存在します。

お話を戻しますが、今回はそんな摩耗したフレットを
新品のフレットに交換する作業になります。

まずはフレットを全て抜いてしまいましょう。

指板を傷つけないよう慎重に抜いたら、
次は新たに打ち込むフレットを用意します。

なお、今回の患者さんは指板の両脇に、
バインディングという保護 兼 装飾が施されています。
(側面にある細い白いやつです。)

このバインディングがあると、
フレットを打つ際フレットのタングに干渉してしまいます。

フレットの各部位は、弦に触れる丸い部分のビート、
指板に埋まっているタング、タングが抜けないようにするスタッド
とそれぞれ呼ばれます。

このスタッドが、バインディングと干渉してしまい、
うまく指板に埋まることができません。

そのため、バインディングと被るフレットの両端は
タングをカットする必要があります。

そんなときに登場するのがこの秘密道具!
その名も「タングニッパー」です!

このしゃくれたアゴでタングを噛みちぎります。

噛みちぎられた後がこちら。

フレット全てのタングを処理した後、
指板に打ち込んで若干すり合わせて磨き上げれば完了です。
(作業風景は割愛)

新品のフレットは運指もスムーズで気持ちがいいですね。

あなたも摩耗したフレットでお困りの際は、
是非フレットの交換をご検討ください!



修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室


リペア作業風景~ザグリ~

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。


今回はアクティブピックアップを搭載する際のザグリの拡張を行いました。

パッシブからアクティブへ交換する際は、
電池を収納するスペースを確保する必要があります。

そのままキャビティ内に収まればいいですが、
EMGのピックアップなどは配線材の長さの調整ができず
余分な配線材でキャビティ内がいっぱいになりがちです。

そんなときは別途電池を収納するスペースをザグリましょう。


今回の機体はバックパネルの大きさの割にキャビティが小さかったので、
空いてるスペースをザグるだけで済みました。

加工には電動トリマを使います。
加工したい形のガイドとなる治具を製作し、それに沿って削っていきます。

写真は撮影し忘れちゃいました。すいません。

でも思い通りの形にできたので良しとしましょう。


今般の新型コロナの影響により、自宅で過ごす時間が多いかと思います。
せめてもの心の健康のために音楽などの趣味を充実させ、
この国難を乗り越えていきましょう。



修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室

スーパースイッチ②

毎度ご愛読ありがとうございます。

リペアスタッフの平です。


前回に引き続きスーパースイッチを使用した回路の紹介です。


▼参つ目

ピックアップが3シングル仕様のギターを基に回路を製作しました。

各ポジションでの組み合わせは…

1.フロントPU
2.フロントPU+ミドルPU(パラレル)
3.フロントPU+リアPU(パラレル)
4.ミドルPU+リアPU(パラレル)
5.リアPU

あまり使われないミドル単体での出力を無くし、
代わりにフロントとリアをミックスして出力します。

また、トーンはフロントとリアにそれぞれ効くようになっているので、
よりモダンな仕様となっています。


▼四つ目

先ほどと似た仕様ですがやや変更を加えました。

1.フロントPU
2.フロントPU+ミドルPU(パラレル)
3.ミドルPU+リアPU(シリーズ)
4.ミドルPU+リアPU(パラレル)
5.リアPU

3のポジションではミドルとリアを直列で接続しています。
これにより疑似的なハムバッカーのサウンドを出すことができます。


▼五つ目

先の2つとは若干趣向を変えてみました。

1.フロントPU
2. フロントPU +ミドルPU (パラレル)
3.ミドルPU+リアPU(パラレル)
4.リアPU
5.リアPU(トーン無し)

一貫してミドル不使用説を唱えているので、
今回も例にもれずミドル単体の出力は廃止しています。

その代わりに今回は5のポジションで
「リアPU(トーン無し) 」となっています。

2つのトーンはそれぞれフロントとリアに効くようになっていますが、
5のポジションではトーンの回路が切り離される仕様になっています。

リアは使用頻度が高くトーンコントロールできたほうが便利ですが、
トーンの回路はつまみを最大にしていても若干高音域が減衰してしまうため、
リア特有のトレブリーさが失われてしまいます。

そこで、スイッチでトーン回路を切り離せるようにすることで、
柔軟なサウンドメイクとトレブリーでストラトらしいサウンドの両立が実現しました。

シンプルながら意外と使いやすい回路ではないでしょうか。

自分的にはこれがストラト回路の終着点ですね。


といったところで今回はここまでです。

3シングルのレイアウトはストラトなどで定番なので、
今回の回路はスイッチを交換するだけで簡単に改造することができます。


「こんな仕様にしたいけどできる?」
というようなご相談もお気軽にお問い合わせください!!



修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室

スーパースイッチ

毎度ご愛読ありがとうございます。

リペアスタッフの平です。


今回のテーマはスーパースイッチです。

名前の通りスーパーなスイッチなわけですが、
別に押すと人生をやり直せるスイッチとかではありません。

このように端子のいっぱいついたレバースイッチを
通称スーパースイッチと呼びます。

正式には4回路5接点のレバースイッチですね。

4回路5接点とは、スイッチの軸となるコモン端子1つに対しスイッチ先が5接点ある回路が全部で4回路という意味で、合計で24個の端子がついています。

そしてこの4つの回路は全て連動して動きます。

これだけで回路好きにはよだれものですよね。

ということで今回はこのスーパースイッチを使った回路をご紹介!

▼壱つ目

まずは2ハム仕様のギターを基にした回路図です。

スイッチの各ポジションをフロント側から順に1~5とした場合に下記の通りになります。

1、フロントPU
2、フロントPU(コイルタップ)
3、フロントPU+リアPU
4、リアPU(コイルタップ)
5、リアPU

2と4でそれぞれのピックアップがコイルタップされる比較的シンプルな回路です。

コイルタップができると演奏の幅が広がり、なおかつ1つのスイッチだけで操作できるのはお手軽ですね。

▼弐つ目

先ほどの回路と似ていますが、さらにバージョンアップしています。

1、フロントPU
2、フロントPU(コイルタップ)
3、フロントPU+リアPU(両方コイルタップ)
4、リアPU(パラレル)
5、リアPU

音が細くなりやすいリアPUを4番ではコイルタップではなくパラレルにすることで、音量の変化量を軽減し、全体的な音量バランスを整えています。

これはなかなか使い勝手の良い回路ではないでしょうか。


という感じで2つ紹介しましたが、実際のところ2ハム仕様のギターではレバースイッチではなくトグルスイッチが搭載されていることの方が多いので、改造の手間を考えるとあまり現実的ではありませんでした。

2ハム仕様のテレキャスターなら試してみる価値はあるかも!



といったところで今回はここまでです。

次回は3シングルのスーパースイッチ回路を紹介します。


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室


ピックアップってどうやって選べばいいの?②

毎度お世話になっております。
リペア担当の平でございます。

今回も引き続きピックアップについてのお話。

前回の記事をまだご覧でない方はこちらからどうぞ。
http://soarmusic.com/works/?p=278

③マグネット

PUの構造は、磁石とコイルとそれを支えるボビンでできています。

磁石の上で磁性体(弦)が動くことで電流が発生し、
弦の動く回数(周波数)の信号をアンプで再び音に変換します。

これはフレミング右手の法則でお馴染みの電磁誘導の原理です。

つまり、磁石とコイルによって音が作られるため、
この部分がサウンドのキャラクターを大きく左右します。


一般的に使われる磁石として、アルニコとセラミックがあります。

アルニコは3種類の金属の合金で、配合比率によるバリエーションがあります。
ⅢやⅤが人気ですが、基本的に数字の大きさに比例して出力が大きくなります。

なお欠点として、アルニコは経年により減磁してしまいます。

セラミックは硬質な輪郭のはっきりしたサウンドが特徴で、
ハイゲインなピックアップと相性がいいです。

こちらはアルニコに比べ減磁のリスクはほぼありません。


また、音質の変化は磁力だけではなく、
磁界の広さにも影響されます。

磁界の広さに比例しファットな音になるため、
マグネットポールピースとバーマグネットの違いや、
ポールピースの形状によっても音のキャラクターは違ってきます。

シングルに比べハムがファットなのはこれも要因のひとつです。


④ワイヤー

次にコイルのワイヤーについてみていきます。

ワイヤーの形状によって次のような傾向があります。

・太さ:細いほど高抵抗
・巻き数:多いほど高抵抗

ピックアップの抵抗値は大きいほど高出力かつファットなサウンドになり、
逆に小さいほど繊細でクリアなサウンドになる傾向にあります。


また被膜素材も関係するようですが、
これはビンテージ好きの方向けのような気がするので割愛。


さて、前回に続きピックアップについてのお話でしたが、
これで少しはピックアップについての知識が深まったのではないでしょうか。
(特に筆者が)


とはいえピックアップは高価なのでやっぱり容易には交換できないですよね。

でも大丈夫、
そんなときは配線改造という手がありますよ!

ピックアップ交換や配線改造、
その他なんでもどしどしご依頼くださいませ!!!

それではまた。


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室

ピックアップってどうやって選べばいいの?

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。


あなたがギターの改造を考えた時に一番に思いつく事は何ですか?

ピックアップ ピックアップ ピックアップ ピックアップ ピックアップ

そう、ピックアップの交換ですよね。


ピックアップは基本的に配線するだけで交換可能なので、
後で元に戻すこともでき、なおかつサウンドが激変するため、
簡単に「改造した!」感が得られやすい部分です。

しかし、いざ交換してやろうとネットで検索をかけてみると、

「めっちゃ種類あるやん」

となってしまうことでしょう。

そこで今回は、ピックアップ選びに役立つ豆知識を紹介していきます!


とは息巻いたものの、
正直全てのピックアップを知っているわけではありません。

さっき皆さんの声を代弁したように
ピックアップってめっちゃ種類あるんです。

これをひとつひとつ付け替えてサウンドチェックなんて
どこかの大富豪にしかできませんよね。

もし気になってるピックアップが搭載されたギターの音を聴いたとしても、
それを自分のギターに乗せた時に同じ音が出るとも限りません。

ギターの音は木材、ピックアップ、アンプによって作られるため、
自分のサウンドを追求することはまさに修羅の道です。

しかし、ピックアップのサウンド傾向を理解していれば、
そんな修羅道も迷わず進めるはず!


(ちなみにピックアップは文字数が多いので以後PUと表記します。)


①パッシブとアクティブ

まず大きな違いとしてパッシブとアクティブがあります。

ざっくり一般的なPUはパッシブタイプで、
プリアンプを搭載し電池が必要になるのがアクティブタイプです。

パッシブの場合、ボリュームやトーンで音を削って調節しますが、
アクティブでは特定の周波数帯域ごとのブーストとカットが可能です。

また、パッシブはPUで電流を発生させるのに対し、
アクティブでは電池の電流を利用するため、圧倒的にローノイズになります。
(そのためアクティブでは電池によっても音質が変化します!…ちょっとだけ。)

上記の2点を見るとアクティブの方が優れていますが、
信号の発生方法が全く違うためサウンドも大きく異なり、
かなり好みが分かれるところではあります。

あと電池の消耗を気にする必要もあります。


また、代表的なEMGなどのPUとプリアンプが一体なもの以外に、
プリアンプ単体にパッシブPUを組み合わせることも可能です。

いずれの場合もアクティブには電池が必要になり、
パッシブから乗せ換える場合は、電池を入れるスペースや、
その他コントロールの交換が必要になるので注意が必要です。


なお、アクティブの場合プリアンプによる音質への影響が大きいため、
今回はパッシブPUについて紹介していきます。

②シングルコイルとハムバッキング

次に大きな違いとして、シングルコイルとハムバッキングがあります。
省略してシングルやハムと呼ばれることが多いですね。

シングルは、その名の通り1つコイルで構成されているPUの元祖です。
(PUの構造については後述します)

ハムは、ノイズを軽減するために開発され、
シングルを2つ合わせた構造になっています。

ノイズの軽減以外に、ハムの方が出力が大きく低音が豊かですが、
その半面高音域のクリアさはシングルに劣ります。

高音域がきれいなクリーンサウンドから軽い歪みのクランチまで
シングルでも幅広く表現できますが、
音を強く歪ませたい場合は、ローノイズで音の太いハムがお勧めです。
(ハムの甘いクリーンサウンドも良き。)


しかし、シングルからハムへの乗せ換え(またはその逆)の場合、
ピックガードやボディの加工が必要になってしまうので注意が必要です。


余談ですが、コントロール部分にコイルタップ回路を搭載することで、
ピックアップを交換せずにハムをシングルのように切り替えることもできます。

しかし、コイルタップでは完全にシングルの音になるわけではなく、
あくまで疑似的なシングルにすぎません。



といったところで今回はここまで。

次回はマグネットとワイヤーについてです。

つづく。


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室

サーキット改造-④

毎度お世話になっております。
リペアスタッフの平です。


お待たせいたしました。
サーキット改造紹介のお時間です。

今回はなかなか奇抜な回路になっていますよ。



フロントブレンダー

「あれ、こないだのミッドブレンダーと何が違うの?」

と、思ったそこのあなた。

正直そこまで大きくは変わりません。


その名の通りフロントピックアップの音をブレンドする回路ですが、
やや癖のある構成になっております。

▼スペック
・モデル:ストラトキャスター(毎度おなじみ)
・コントロール:ボリューム、フロントトーン、リアトーン、
        ブレンダースイッチ(リアピックアップ選択時のみ有効)


今回のブレンダーは、ピックアップセレクターがリアを選択時
(またはリアとミドルのハーフトーン選択時)にのみ、
フロントの音をブレンドする仕様となります。

リアの切れのあるサウンドにフロントの甘い音がブレンドされ
太く深みのあるサウンドになります。


使用例としては、
切れのあるバッキング演奏から厚みのあるギターソロへの切り替え。
激しいサウンドから甘いアルペジオへの切り替え。などなど。

また、ミドル選択時にはフロントはブレンドされないため、
純粋なミドルの音が欲しいときに余計な操作が必要ありません。

なお、リアとミドルのハーフトーン時にスイッチをONにすると、
ピックアップ3つ全てが出力されます。

また、2つあるトーンの片方がリアにかかる仕様のため、
リアを中心に使用するプレイヤー向けになっております。

この構成は、ポッドを一か所スイッチポッドに変えることで実現できます。
(これもおなじみですね。)


なお、注意点がひとつ。
リアとフロントをミックスした場合、
通常よりやや外来ノイズが大きくなってしまいます。
(仕組みについては以前こっそり紹介しているので気になる方は探してみてください)


さて、今回の回路は「リアピックアップ多用プレイヤー」
向けの回路になっていましたが、
このように、プレイスタイルや演奏ジャンルに合わせた改造が可能です。
というかそれが醍醐味です。

もし理想の仕様がございましたら是非ともご相談くださいませ!


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室