初心者・ライトユーザー必見!お手軽リペア特集♡Part.2
毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。
世間ではGoToキャンペーンの一時停止など、
コロナ感染におびえる日々が続いております。
地元への帰省を控える方もおられ、
この年末年始はあまり外出できないことが予想されます。
そんな時はおうちでギターを弾きましょう。
さて、前回のPart.1の記事から2ヵ月経ってしまいましたが、
引き続きお手軽リペアをご紹介させていただきます。
3、フレットエッジの処理
フレットエッジとは、フレットの端のことです。
そのままです。
このフレットのエッジは、指板に対して斜めにカットされており、
演奏中の左手への干渉を軽減しています。
また、より手への干渉を抑えるために、エッジ面の淵の角を丸く加工しており、
引っかからずスムーズに運指できるようになっています。
もしエッジが斜めでなかったり角が立っていたとしたら、
1曲演奏する間に左手が血だらけになってしまうでしょう。
以外とこのエッジは演奏性に大きく影響しています。
しかし、ギターは木材でできていますので、
フレットの打ちこまれている指板が乾燥により収縮してしまい、
フレットが指板の端から少し出っ張ってしまうことがあります。
また、エントリーモデルのような安価なギターの場合、
出荷時の段階でフレットの角があまり丸くなっておらず、
手に当たると若干引っかかりを感じることがあります。
このような場合は、エッジを削り角を丸く加工することで、
症状を改善することができます。
もし、演奏中に引っかかりを感じる場合はぜひご相談ください。
4、アコギの弦高調整
エレキギターの弦高調整を含めた基本調整については、前回の記事でご紹介しましたが、
今回はアコースティックギターの弦高についてです。
エレキギターでは、 弦の支点となるサドルは金属パーツで、
ネジにより高さを調節することができますが、
アコースティックギターの場合は牛骨などでできており、
容易に高さを変えることができません。
そのためアコギの場合は、サドルの底面を削り背を低くすることで、
弦高の調整を行います。
なお、サドルを削る際は、ボディへの振動伝達を損なわないよう、
底面を平に保つ必要があり、意外とシビアな作業となります。
弦高が下がれば押弦がしやすくなり、
難しいコードや早いコードチェンジも楽に行うことができます。
弦高が高い、弦が押さえにくいと感じる場合はぜひご相談ください。
以上お手軽リペアのご紹介でした。
これら以外にも様々なリペアを承っておりますので、
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