ユニバースシリーズ:改造伝第二章(JK編纂篇)

その他

 こんばんはJKです!前回に引き続き今回もユニバースシリーズ改造計画の
続きをやっていきましょう!
前回の内容はこちら


  さて、2月5日はそう!アポロ14号の月面着陸の日ですね。
人類がユニバースへ踏み出す大きな一歩を実現した日といえます。
いずれは当店も宇宙移民が進んだコロニーに支部を設置することを夢見て
はんだごてを握りしめております!

それはさておき、実際にこのBJB-580 RSM/M OWHに施す一子相伝の
処置内容のカルテはこちらとなります。

1.配線材の交換

2.ターボスイッチの増設

3.ターボスイッチモードにあわせたポットのカーブの交換

上記の3点となります。

 では1.配線材の交換編に着目していきたいと思う所存でございます。
具体的な配線材の交換の目的は下記の3点です。

甲,線材の径を太いものにすることによる、低域の質感のアップ
内部配線に使われている配線材の多くが22AWGもしくはそれより細いものが使われていることが一般的ですが、ここの線材の線径を太いものに変えることにより、よりベースらしいおいしい低域の質感アップの意図があります。

左が通常の配線材、右が交換後の配線材となります。

乙,アース部に使用する線材も太いものにすることで、配線材を太いものにし
ターボスイッチを使用した際に上がる出力に伴うノイズの増加を抑える意図があ ります。

HEY!,配線材を無メッキのものにすることにより、ミドルの質感にプリッとした質感を加える意図があります(線材の音の変化の感じ方には個人差があります)。

 配線材の音の変化に関しましては、よく議論の対象となりますが、
線径や被服の素材、また線材の外周の磨き上げに関しては電気的には確実に音に影響があります。
 小さな音の変化であっても、出力後に何百倍と信号が増幅されるエレキギターやエレキベースでは改造してみても面白いポイントの一つです。
  特にベースはギターよりも低音域の分量が多く、通常22AWGの線材が使われることが一般となっていますが、太いものに変えてみるとその違いに驚くかもしれません(感じ方には個人差があると奥の細道にも書いてあった気がします。)

 また、通常はベルデンやクロスワイアといった配線材が一般的なリプレイスメントの定番品ですが、お気に入りのシールド線から内部の信号線部分だけを引き抜いて内部配線材にすることも可能です(配線材の料金は高くなってしまいますが)。
  一般的に純銀等の配線材は、ハイファイ過ぎて楽器に向かない等の意見を目にすることもありますが、私個人はまったくそうは思いません、むしろミドルの質感の艶の美しさもあり音も極めて自然です。
 実際に純銀配線材を使用したことのある人は1パーセントにも満たないと思われます、その方々の意見のみを鵜呑みにせず、実際に音の良し悪しを決めるのは
実際にそれを体験してみてからでも遅くはないと思います。
  当店では、可能な限り入手可能な範囲での配線材にも対応いたしますので、
まずはご相談くださいませ。
  純銀の配線材でも実際には数千円で準備可能です。

左が元のカーニバル、右が施術後です。

 長くなってしまったので今日はこのへんで!

配線材への思いは、ウロボロスの輪のようにこのユニバースを取り巻いているのかもしれません。