ジャンク機体再生への道②

その他

いつもご愛読いただきありがとうございます。

さて、タイトルにあるように今回は第2回目

▶第1回目はこちら

ペグ穴の埋め込み作業です。

機体の現状

1弦と4弦のペグがない状態

ご覧の通り1弦と4弦のペグがごっそりないですね。

これでは、弦を巻くこともできないです。

今回は、ペグを取り付ける前段階

すでに開いてしまっている穴を塞いでいきましょう。

「元から開いている穴にペグを取り付ければいいのでは?」

と思われるかと思いますが、

ペグの種類やメーカーによっては穴の位置がずれていたり、

ペグ用のネジが違ったり…

ということはしばしばあります。

そのため、一回穴を塞いでしまうんですね。

もちろん、加工なしにつく場合もありますよ!

作業工程へ

ペグ穴にあわせて木材を加工

木材は強度のある木材を使いましょう。

また、埋める穴に合わせて太さを加工する必要があります。

タイトボンドを使用して接着

タイトボンドは少し水で薄めた方が、

乾いた木材の繊維質に浸透しやすく

しっかりと接着できます。

乾燥したら飛び出している部分をカット

飛び出ている木材をヘッド裏ぎりぎりでカットするよりかは、

削ることも考えて少し余裕を持たせてカットしています。

紙やすりで馴らし均一に

あて木をして飛び出た部分を研磨

削りたい場所だけを的確に研磨していきましょう。

研磨って要は傷をつけているのと同じなので

むやみやたらに削っていると、本来削らなくていい場所に

傷がついてしまって修復が大変になります。

彫刻刀などで紙やすりで処理できなかった部分を削る

紙やすりでうまく削れなかった場合は、

ノミや彫刻刀の平刀などでカットしてから、

紙やすりで馴らしてあげるのもいいかもしれません。

次回予告

次回研磨部分をキレイにして穴あけまでを行っていきたいと思います!!

とおっしゃられていた岩崎さん

(会話の記録とか交えて文章を書けていけたらいいなと思っております…)

自分で難しい場合は工房へ

穴の補修作業って簡単そうに見えて意外と精度のいる作業です。

当店でもリペアや調整など承っております。

ご質問や気になること等があればぜひ下記リンクへ

お問い合わせもお気軽にどうぞ

https://soarmusic.com/repair.htm

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