
ローステッドメイプルネックの魅力
いつもご愛読いただきありがとうございます。
今回はバッカス製品で多く用いられているネック指板材ローステッドメイプルについてご紹介していこうかと思います。
ローステッドメイプルとは
大まかにいうと、メイプルという木材を専用装置を使って180~240度の超高温で乾燥させた木材です。サーモウッドとも呼ばれます。
燃えてしまわないの?
と疑問に思われた読者の皆さん、筆者も思いました。
専用の加熱装置は無酸素状態のため燃えないんだそうです
フィンランド発祥?
木材のローステッド加工はギターのために開発された木材加工技術ではありません。
もともとは、フィンランドのサウナ用建築材として開発されました。
高温多湿な環境でも、木材の収縮が通常材よりも少なく寸法が安定するためらしいです。
島国日本という気候は、ギターやベースにとっては向いてはいません。
四季というものは風情ある美しく素晴らしいものですが、ギタリスト/ベーシストにとっては敵です。
夏場の高温多湿、冬場の乾燥によるネックへのダメージは、
かなりのアーティストやプレイヤーを苦しめてきたことでしょう。
木材以外という選択肢
木材以外でネックをつくればいいじゃん!という案で、
木材以外で作られているネックはもちろん存在します。
・アルミ
・カーボン
上記はほんの一例です。
確かに、木材よりかは遥かに丈夫であったり、
反りや捻じれには強いのですが、加工が大変だったり、
コスト面で高くなりがちなのです。
何より、木材は加工が比較的しやすく、
木の種類による音の変化が顕著に出やすいのです。
だから、木材が主流、一般的なのですね。
ギター材としての音響特性
「反りや捻じれはある程度防ぎたい!」
「トラブルは少ないほうがいい!」
だからこそローステッドされた木材が使われるようになったのです。
反りや捻じれに強いという特性を持ちつつ、音にもいい影響を与えてくれます。
木材は内部に水分を含んでいます。
その水分が抜けていくと乾いた音と表現される、
ヴィンテージサウンドになっていきます。
音の好みは人それぞれですが、
やはり乾いた音が好きな人もおおいのでは?
ローステッド加工されたネック材は、余計な水分や油が抜けた分
乾いた音になりやすい傾向にあるのです。
ローステッドメイプルを使用したコスパ最強のギター
1.BST-2-RSM/R と BST-2-RSM/M

BST-2-RSM/R
Body:Hardwood
Neck:Roasted Maple
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Synchronized Trem
Machineheads:Rotomatic Type
Fret:Nickel Silver
Pickup:Original S-S-H set
Control:1Vol,2Tone(w/Coil Tap), 5way PU Selector
Scale:648mm
Width at Nut:42.0mm
Finish:Urethane

BST-2-RSM/M
Body: Hardwood
Neck: Roasted Maple
Fingerboard : Roasted Maple
Bridge:Synchronized Trem
Machineheads : Rotomatic Type
Fret: Nickel Silver
Pickup: Original S-S-H set
Control: 1Vol,2Tone(w/Coil Tap), 5way PU Selector
Scale: 648mm
Width at Nut : 42.0mm
Finish: Urethane


元々ローステッドネックは高級機種などに使われる木材でした。
その本格派仕様をリーズナブルな価格帯に落とし込んだBacchus のBST-2 RSMなのです。
上記2機種のスペックの違いは指板材です。
ローズウッド指板かメイプル指板は好みがあると思いますので割愛させて頂きますね。
ピックアップ配列はSSHのコイルタップ付き。
音の傾向としては両機種ともカラっとした粒たちのある音です。
ハムバッカーをリアに搭載しているため、かなり歪ましたプレイも可能です。
販売HPはこちらから
BST-2-RSM/R
https://bacchusdo.com/product/bst2rsmrsb.htm
BST-2-RSM/M
https://bacchusdo.com/product/bst2rsmsb.htm
パステルソニックブルーやシェルピンクといったポップなカラーもラインナップしておりますので少しでも気になったかたはこちらのリンクへ
https://bacchusdo.com/bst2.htm
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