
テレキャスターを彩る4WAYスイッチ
こんばんは!JKです!
このブログの始まり方も随分と久しぶりな気がします!
1、ピックアップセレクターについて
2、4WAYセレクターとは
3、改造の最大の魅力とは
11月1日はそう!システィーナ礼拝堂にミケランジェロの天井画が公開された記念すべき日です。
MOMOSE製品のポット裏のはんだも非常に美しく、こちらもシスティーナ礼拝堂で公開すべき所業だと思います。
1、ピックアップセレクターについて
11月1日はそう!システィーナ礼拝堂にミケランジェロの天井画が公開された記念すべき日です。
MOMOSE製品のポット裏のはんだも非常に美しく、こちらもシスティーナ礼拝堂で公開すべき所業だと思います。

1、ピックアップセレクターについて
ではタイトルの4WAYセレクターをご紹介させていただく前に、
通常のピックアップセレクターについて簡単にご紹介させていただきます。
一般的に使用されるセレクターはトグルスイッチ型と、ブレードスイッチ型の2種に大別されます。

トグルスイッチ型は主にレスポール等のギブソンタイプのギターに採用されることが多く、ブレード型のセレクターはストラトキャスターやテレキャスターといったギターに採用されるのが一般的です。
基本的にトグルスイッチ型のものは3WAYと呼ばれ、フロント、ミックス、リアの3点の切り替えに使用されるため、ハムバッカー2つのギブソンタイプのギターに使用されます。

近年では斜めに動くことでより接点のバリエーションを増やしたフリーウェイスイッチというものがでておりますが、まだそれほど普及していない印象があります。
80年代に流行したギター等で、ミニトグルスイッチをセレクターとして使用しているギターもあります。
この場合も3WAYが基本ですが、フロントとリアの切り替えしかできない2WAY仕様や、ピックアップ一つに対してミニスイッチ一つでON,OFFする仕様のものもあります。

今回の主役のブレードスイッチは、5WAYと3WAYが一般的です。
え?今回の特集4WAYじゃないの?それはどないなんですの!?
と思われるかもしれませんがお待ちください。

3,4,5WAYともに同じ見た目です。
ブレードスイッチもエレキギター黎明期から存在するテレキャスターに採用されたため、最初期は3WAYでした。
現在もテレキャスターに採用されるブレードタイプのセレクターは3WAYが主流です。
その後、ストラトキャスターがブルースの世界で一般的なギターになると、ハーフトーンというピックアップ同士のミックストーンが求められるようになり、
現在ではストラトキャスターには5WAYセレクターが主流となっています。
テレキャスターにおける3WAYの場合はネック側からフロント、フロント+リア、リアの切り替えとなっており、
ストラトキャスターの5WAYの場合はネック側からフロント、フロント+センター、センター、センター+リア、リアの切り替えとなっています。
2、4WAYセレクターとは
ここでついに本命の4WAYセレクター選手の入場です!

そもそも2つしかピックアップのついていないテレキャスターに4ポジションも選べる必要があるのかという疑問もあるかと思われます。
フロント、フロント+リア(パラレル、並列)、リアの3種に加え!
フロント+リア(シリーズ、直列)サウンドが追加可能です。

パラレルとは皆さんご存じ、いわゆるハーフトーンと呼ばれる通常のシングルコイル2つのミックストーンです!

シリーズってなんですの!?という方もおられると思いますので、
シリーズ(直列)に関して簡単に説明させていただきますと、
この場合はフロントとリアのシングルコイル2つで疑似ハムバッカー状態を形成することができます。(距離と構造が違うので純粋なハムではありません。)

音も通常のミックスよりも1周り以上太くなり、高音域が特徴的なテレキャスターですがパワー感のあるよりロックやブルース向けのサウンドを出力させることができるようになります!
3、改造の最大の魅力とは
この改造の最大の利点は、ボディや木部に加工が必要なく、
音質に非常に大きな影響を与えることができるポジションを一つ追加できることにあります。
また、やや専門的な話となりますが、フロントピックアップとリアピックアップに逆巻き、逆位相のピックアップが取り付けられている場合はフロントとリアのミックスポジション時にノイズを軽減するハムキャンセリング効果が得られることで、ノイズに強い太い音がテレキャスターでも得られるという利点があります。
シングルコイルは高域に優れた音質が特徴ですが、その反面ノイズに弱いことや、どうしても音がやや細い傾向となってしまいますが、
シリーズ配線を追加することによって音に太いバリエーションを一つ追加することができるのは大きな利点の一つではないでしょうか。
通常のテレキャスターから何も犠牲にすることなく、テレキャスターをより輝かせてくれる音色を一つ、あなたのパレットに追加してみてはいかがでしょうか。