初心者のためのスタートアップ講座 番外編 弦交換とメンテナンスについて
さて今回は番外編!
タイトルにあるように、弦交換とちょっとしたメンテナンスについてお話していこうと思います。
弦交換って意外と難しいんですよね。
筆者も最初のころは四苦八苦したのを覚えています。
今回はフェンダー系の6連タイプのペグ
ペグの種類によって弦の張替え方が異なります。
今回は、フェンダー系のギターに使われることが多いペグでのご紹介です。
弦交換前の状態
さて今回弦を張り替えるギターはこちら
写真ではわかりづらいですが、弦がかなり錆びてます。
また、指板もカラカラに乾いてしまっています。
とりあえず全部の弦を外してあげましょう。
ギターの種類やモデル、メーカーによって弦を通すための穴は異なります。
こちらのギターはフェンダー系のストラトキャスタータイプなのでブリッジの裏から弦を通しています。
ブリッジをスプリング5本で固定しています。その下に弦を通すための穴が6つ開いていますよ
ここが古い弦を取り外したり、新しい弦を通すための穴になります。
弦交換前のメンテナンス
弦をすべて外したらしっかりと掃除をしてあげましょう。
ブリッジ付近、指板、フレットはかなり汚れがたまりますので念入りに!
このボトルに入っている黄色の液体はレモンオイルという指板の保湿保護オイルです。
ローズウッドやエボニー指板などに塗布してあげると木材の乾燥による割れなどを防いでくれます。
塗布する頻度としては1~2か月に一回、冬の乾燥時期は月に1回くらいが目安だと思います。
弦交換のタイミングで塗ってあげるのがいいかもしれませんね!
塗布してあげるとこのように艶が出ます。
余剰オイルは汚れ吸着の原因になりますのでしっかり拭き取ってあげましょう。
弦交換の仕方
しっかり汚れも落ちて、指板の保湿も終わったら、いよいよ弦交換
ブリッジに弦を通してあげたら、ペグに弦をセットして巻いていきます。
弦の巻き数としては、2~3巻きが一般的なのではないでしょうか?
その巻き数の目安としては、ペグ2つ分くらいです。
フェンダー系のペグはこの様に、弦を上から刺すタイプが多いです。
ペグ穴に刺す分も考慮して、ペグ2つ半くらいの長さで弦をカットしてあげましょう。
上から下に弦を巻き付けていきましょう
写真の様に、右手は張ってる弦に対して、軽く上に引っ張りながらテンションをかけてあげましょう。
そうすることで、ペグに対してもしっかり巻き付きチューニング時に安定しやすくなります。
弦がすべて張り終わったら、各弦を上方向に引っ張て弦を伸ばす作業をしてあげると、チューニング時の安定性があがりますよ。
筆者は弦が入ってた紙袋を使って伸ばしました。
弦が指に食い込まず、スピーディーに行えるのでおススメです!
まとめ
番外編で今回は、軽いメンテナンスと弦交換について書きました。
弦交換は、本当に慣れが必要な作業です。
慣れないうちや、初めての弦の張替えの人は楽器屋さんやリペア工房に頼むのがいいかもしれません。
(ただ、お店に頼むと工賃が発生してしまうことも忘れずに!)
ギターを弾き続ける限り弦交換は必ず必要なことです。
奇麗に弦を張れるように頑張っていきましょう!
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