リペア作業日誌&SOARの新しい風

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。

寒さも少しずつ和らぎ春の気配が近付いてまいりました。

そんな中このソアーミュージックにも春の風が流れ込んできました!

そう、アイキャッチ画像でお気づきの通り、
新たなリペアスタッフがやってきたのです!!

その名も岩崎くん。

彼は私 平と同門の キャットミュージックカレッジ専門学校 の卒業生でもあり、
既にリペアマンとしての風格を漂わせております。
(現在は配線の修理中です。写真撮影お邪魔しました。)

今後は彼が皆様のリペアをご担当させていただくこともあると思いますが、
安心してお任せくださいませ!

また新年度が始まると、新たに楽器を始める方や、
昔使っていたものを引っ張り出してくる方などが増え、
当店のリペア業務も忙しくなってまいります。

リペアをご検討の際はお早めにご相談下さいませ。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
お電話もしくは、こちらの専用フォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
Tel 078-222-7721 (受付時間 10:00-19:00 ※日曜定休)

〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町2-6-18 1F
ディバイザー製品専門店 SOAR MUSIC バッカス堂
取扱ブランド Bacchus / Momose / STR / Headway 他

リペア修理

音楽スタジオ

音楽教室

即日 作業着手可能!(1/21現在)

1月21日現在、作業着手までの待ち時間はございません。
(タイミングによっては順番待ちとなる可能性もございます。)

リペアご依頼の際は即日お預かりさせていただきます。

基本調整などの簡易的な内容であれば即日のお渡しも可能ですので、
お気軽にお問い合わせください。


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
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音楽教室

ギターの木材が何ですか?

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペア担当の平です。

今年の冬はとても寒いです。
足先が冷たいです。

さて今回はギターに使用される木材についてのお話です。

「アコースティックギターはまだしも、
エレキギターは電気で音を出してるんだから
木材なんて何でもいいじゃないの?」

と思っている方も多いのではないでしょうか。

このブログでも幾度となくピックアップや
サーキットについての記事を書いてきていますし、
それらが重要なことに違いはありません。

しかし、エレキギターにおいても、
木材はギターの礎ともいえる、とても重要なファクターなのです。


まずギターを評価するうえで、
大まかに3つの観点に分けることができます。

それは、
「サウンド」「プレイアビリティ」「ルックス」
です。

ギターは楽器なので当然音は重要ですよね。
演奏しやすいこともまた然り。
そしてもちろんルックスも大事です。

個人的にはギターを選ぶ際の上記観点の重要度は、
2:2:6 ぐらいの割合でルックスを重視しています。

初心者の方も、「最初は見た目で選んでいい」
と周りから助言をもらったかもしれませんが、
それはどこまで行っても変わりません。

ギターはただ音を奏でるだけの道具ではなく、
ステージ上を華やかに飾ることもまた仕事なのです。

ではこの3つの要素に対して、
木材がどのように影響するのか考えていきましょう。


まずは、「サウンド」についてです。

音の正体が振動だということは、
中学校の理科の授業をまじめに受けていれば理解できるかと思います。

そして木材には、共振しやすい帯域の特性
「音響特性」というものがあります。

これは、高い音では良く振動するけど低い音ではあまり振動しない、
というようなもので、木材の種類や個体によって様々です。

例として、ギターに使われるポピュラーな木材、
アルダーでは、中低音が良く響きこしのあるサウンド、
アッシュでは、高音域が明瞭で太く芯のあるサウンドの傾向があります。

エレキギターでは弦の振動が電気信号に変換され音になるわけですが、
弦の振動はネックを揺らし、ボディを揺らし、また弦に返ってきます。

さらにここで重要なポイントは、
生音(電気信号になる前の音)で鳴っていない音は、
電気信号になっても再生できないということです。

「エレキギターの音はアンプやエフェクターでどんな音にでもできる」
と思っている方もいるかもしれませんが、これは増幅と減衰の変化であって、
無い音を創造することはできません。

つまり、使用する木材によって、
ギターのサウンドの方向性は大きく左右されるのです。

また、良く響く木材やあまり響かない木材、
気持ちいい帯域で響く木材とそうでない木材など、
音の良し悪しも生まれてきます。

これは木材の価格に比例する部分があるので、
必然的にギターの価格がサウンドのグレードに関わってきます。

もちろん全てが個性であり、音の良し悪しは聴く人の感性にゆだねられますが。


次に「プレイアビリティ」について考えてみましょう。

演奏するうえで重要なのは、機体の精度と重量でしょうか。

精度とは、ネックが真っ直ぐかどうかであったり、
良好な状態を維持できているか、ということにしましょう。

ネックが反っていたりどこか破損していた場合、
演奏しにくいですし音にも悪影響が出ます。

重量については、重たすぎると長時間の演奏がつらいですし、
ボディとネックの重量バランスによっては、 ストラップで担いだ際に、
ヘッド側に傾いてしまう「ヘッド落ち」という症状にもつながります。

重量は木材の種類でおおよその傾向がありますが、
精度については、木材の種類ではなく、
木材の質や製造工程の違いが影響してきます。

よく乾燥された木材で狂い出しを行いながら丁寧に製作したり、
ネックが反った場合でもしっかりと調整できるように設計したりと、
各メーカーのこだわりが生きるポイントになります。

また、やはりこの点に関しても、精度の高いものほど手が込んでいますので、
比例して価格も高額になっていきます。


そして最後に「ルックス」について。

先に述べたように個人的にはここが一番重視しているポイントなのですが、
木材は楽器の印象を決定づける大部分を担っています。

ギターの魅力は何といってもその木目です。

木材は言わずもがな自然物ですので、同じ木目のものは一つと存在しません。
それぞれが世界に一つだけの顔を持っているのです。

木材の種類によって、木目の濃いもの、激しいもの、おしとやかなもの、
木肌の色味が濃いもの、白っぽいもの、独特な色合いのものまで、様々です。

また、木には木目だけでなく、杢(もく)というものがあります。

杢とは簡単に言えば繊維のゆがみによる模様で、
メジャーなものでは、フレイムやキルトと名前に付くものが、
この杢の出ている木材になります。

杢は、通常の木目と違い、見る角度によって見え方が変わるため、
立体感があり、より幻想的な雰囲気を醸し出します。

なお、特殊な模様の出ている木材は高級家具にも仕様され、
様々な分野で重宝されますので、当然価格も高額になります。


以上、3つの観点から、ギターにおける木材の価値についてお話しましたが、
結局、良い木材は高価だというところにたどり着きました。

また、近年では希少な木材の輸入規制が厳しくなったり、
質の高い木材の数も少なくなっているため、楽器に使える木材のグレードは
昔よりも低くなっており、より価格が高騰してしまっています。

しかしそんな環境の中でも、人工の代替材の開発や、製作技術の進歩により、
昔に引けを取らないギターを作り続けています。


話が脱線してきましたが、結局のところ、
木材は重要ですが、製作技術もまた重要ということです。

ギターを選ぶ際は、ルックスの気に入ったものに目星をつけ、
木材でおおよその音のキャラクターを絞りつつ、
製作技術に信頼のおけるブランドのものを購入しましょう。

以上ギター選び講座でした。



修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
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初心者・ライトユーザー必見!お手軽リペア特集♡Part.2

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。

世間ではGoToキャンペーンの一時停止など、
コロナ感染におびえる日々が続いております。

地元への帰省を控える方もおられ、
この年末年始はあまり外出できないことが予想されます。


そんな時はおうちでギターを弾きましょう。

さて、前回のPart.1の記事から2ヵ月経ってしまいましたが、
引き続きお手軽リペアをご紹介させていただきます。


3、フレットエッジの処理

フレットエッジとは、フレットの端のことです。
そのままです。

このフレットのエッジは、指板に対して斜めにカットされており、
演奏中の左手への干渉を軽減しています。

また、より手への干渉を抑えるために、エッジ面の淵の角を丸く加工しており、
引っかからずスムーズに運指できるようになっています。

もしエッジが斜めでなかったり角が立っていたとしたら、
1曲演奏する間に左手が血だらけになってしまうでしょう。

以外とこのエッジは演奏性に大きく影響しています。

しかし、ギターは木材でできていますので、
フレットの打ちこまれている指板が乾燥により収縮してしまい、
フレットが指板の端から少し出っ張ってしまうことがあります。

また、エントリーモデルのような安価なギターの場合、
出荷時の段階でフレットの角があまり丸くなっておらず、
手に当たると若干引っかかりを感じることがあります。

このような場合は、エッジを削り角を丸く加工することで、
症状を改善することができます。

もし、演奏中に引っかかりを感じる場合はぜひご相談ください。

4、アコギの弦高調整

エレキギターの弦高調整を含めた基本調整については、前回の記事でご紹介しましたが、
今回はアコースティックギターの弦高についてです。

エレキギターでは、 弦の支点となるサドルは金属パーツで、
ネジにより高さを調節することができますが、
アコースティックギターの場合は牛骨などでできており、
容易に高さを変えることができません。

そのためアコギの場合は、サドルの底面を削り背を低くすることで、
弦高の調整を行います。

なお、サドルを削る際は、ボディへの振動伝達を損なわないよう、
底面を平に保つ必要があり、意外とシビアな作業となります。

弦高が下がれば押弦がしやすくなり、
難しいコードや早いコードチェンジも楽に行うことができます。

弦高が高い、弦が押さえにくいと感じる場合はぜひご相談ください。

以上お手軽リペアのご紹介でした。
これら以外にも様々なリペアを承っておりますので、
お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください!


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
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初心者・ライトユーザー必見!お手軽リペア特集♡

毎度ご愛読いただきありがとうございます。
リペアスタッフの平です。


今般のコロナ禍により、仕事や私生活が一変してしまった方も多いかと思います。第一波から半年以上が経ち、世間もこの状況に慣れてきたように思いますが、感染のリスクにはまだまだ気を抜けません。

そんな状況、なるべく外出を控え巣ごもりするなかで、
気軽に始められる趣味として皆さんが注目したのが楽器ではないでしょうか。

ギターも安いものなら1万円程度で購入できてしまうので、
この機に始められた方も多いかと思います。


ですが、これだけ安価で気軽に始められるせいなのか、
ユーザーの認識として、ギターが簡単な造りで壊れにくく、
取扱に気を遣う必要のない物、という誤解が生まれています。

もともとギターもヴァイオリンなどのように職人の手で作られる数十万円する楽器です。
それが機械加工の進歩やユーザーのニーズに応える形で安価な廉価製品が製造され、材料費や人件費を極限まで抑え今や1万円台で買えるような価格になりました。

しかしそれはギター自体の構造が変化したのではなく、
作り方が変わったにすぎません。

ギターは綿密な設計のもと細部まで精密に加工、製作され、
その時の状態やプレイヤーに合わせてセットアップされ、
ようやく楽器として活躍することができるのです。

そのため、日ごろのメンテナンスを怠れば当然状態は悪くなり、
状態が悪くなれば、弾きにくい、ちゃんと音が出ない、ということになってきます。
それが安価な製品であればなおさらです。


つまり、どれだけ安かろうが高かろうが、
家でこっそり弾こうがステージでライブをしようが、
楽器である以上メンテナンスを行わなくてはいけません。

楽器は、相棒、ペット、恋人、家族です。

気軽に買ったはいいが少し弾いたら部屋の隅に乱雑に置かれ、
飽きれば押し入れに押し込まれ壊れれば捨てられる。

そんな扱いはあんまりではありませんか。

どんな楽器も愛情をもって接してあげてください。


長々と説教のようになってしまい申し訳ありません。
この記事を読んでいるあなたは楽器を大事にしてる方ですよね?


と、前振りはこのくらいにして、そろそろ本題に入っていきましょう。


今回のテーマは
初心者・ライトユーザー必見!お手軽リペア特集♡
となります。

どれだけ愛情をもって接しても、どうしても楽器は消耗してしまいます。
自分でできることも限られてしまいます。

そんな時は楽器のプロに任せてしまいましょう。

楽器の修理やメンテナンスは高額な作業ばかりではなく、
お手頃価格ですぐにできることもたくさんあります。
しかも状態によってはいっきに弾きやすくなります!

そんなリペア内容をご紹介していきますよ。


1、基本調整

最初はその名の通り、基本の調整です。

当店ではエレキギターの基本調整として、
ネックの反り、弦高、オクターブピッチの3点を主に調整致します。

弦高とは、弦とフレットの間隔のことを指します。
弦高が高いと弦を押さえる余計な力が必要になりピッチも不安定に、
逆に低いと音詰まりやフレットとの接触音(いわゆるビビり)が出てしまいます。

ネックが反ることでも弦高が変化してしまうので、
ネックの反り具合が要になってきます。

オクターブピッチは、12フレットでの音程のことを指し、
各弦の弦長のを変えることで調整します。
これが合っていないと、通常のチューニングをしても、
フレットを押さえた時の音が音痴になってしまいます。

この3点は、どんなギターにも共通し、
演奏性や音に直結する基本的な調整ポイントとなります。
そのため、ここが調整できている物とできていない物では
“圧倒的に” 楽器としての質が異なります。

また基本的な反面、狂いやすい箇所でもあるため、
季節の変わり目や弦交換のタイミングなどでこまめに調整する必要があります。

コードが押さえにくい、弦がビリビリ鳴るなどの症状が出ている場合は、
この基本調整で解決できるかもしれません。


そんな重要な調整が、当店ではなんと¥2,500!!

アコースティックギターの場合は、基本はネックの反りの調整のみなので、
¥1,100にて承っております。


2、ナットの調整

次に紹介するのはナットの調整です。
ナットとはギターの0フレットの位置にあたる弦の支点となる場所です。

ギターの設計上では、ナットの溝の深さ(指板からの高さ)は、
フレットの高さと等しくなっています。
しかし必ずしも計算通りで上手くいくわけではないので、
フレットより若干高めにするのが一般的です。(0.1mmとか?)

この溝が浅い場合は、ナット付近での弦高が高くなってしまいますし、
稀ですが深すぎる場合は、解放で弾いた際に音詰まりが起きてしまいます。
また厳密には深さだけでなく溝の形も音質においてとても重要な要素になります。

ですが、安価なモデルなど工場生産の楽器の場合、
このナットの加工も機械で行われる場合があり、深さや形が安定しておらず、
また深さに余裕をもってかなり浅めになっていることが多いです。

それを手加工で各弦の溝をそれぞれ調整するのがこのナット調整になります。


特にアコースティックギターの場合は、ローポジション(ローコード)で演奏することが多いため、ナットが調整されていると、かなり押さえやすくなります。

初心者が最初に躓く壁と言えはFなどのバレーコードですが、
原因として、このナットの溝が浅いために押さえ辛く挫折してしまう場合がとても多いです。

もしあなたがFコードに苦戦している場合は、ぜひ一度ご相談ください。

こちらの工賃は¥2,750となります。


今回は2つご紹介しました。
また次回に続きます。


修理・調整・改造のお問い合わせは当店にて承っております。
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オリジナルピックガード製作

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。

ギターにおいて、ピックによるダメージから
ボディを守る鉄壁の守護神 ピックガードですが、
ピックガードは守ることだけがすべてではありません。

時にはギターの装飾の一部となり魅力を引き立て、
デザインにおいても重要なファクターとなる縁の下の力持ち、
それがピックガードです。

ピックガードには様々なデザインがあり、
オーソドックスな白や黒、ミントグリーンの単色から、
べっ甲柄、ホワイトパールなどの派手な柄物、
更には木材や革を使用したものまで多岐にわたり、
機体に合わせた形状により、そのデザインは無限大です。


そんなピックガードをオーダーしてみませんか?

ピックガードは機体により、形状やネジの位置が異なるため、
基本的に市販品などをそのまま取り付けることができず、
一から機体に合わせて製作する必要があります。

今回は一例として、元々ピックガードのついていなかった機体に、
オリジナルのピックガードを取り付ける風景をご紹介。

こちらが取り付け前の状態

キルトメイプルの美しいデザインです。

今回はこの杢を損なわないようにというのがご依頼主の希望です。
なので材質はアクリルとなりました。


ピックガードの形状を下書きし、ご依頼主とすり合わせ。


決まった形状を基に製作したのがこちら。

透明なため杢を損なわず、しかし確かな存在感のある渋いルックス。
もちろんピックガードとしての役割も果たします。

世界で一枚のピックガードの完成です。

元々搭載しているピックガードを基に、
異なる柄のピックガードを製作することも可能です。

あなたも是非オリジナルのピックガードを作ってみませんか?


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リペア作業風景~ザグリ~

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。


今回はアクティブピックアップを搭載する際のザグリの拡張を行いました。

パッシブからアクティブへ交換する際は、
電池を収納するスペースを確保する必要があります。

そのままキャビティ内に収まればいいですが、
EMGのピックアップなどは配線材の長さの調整ができず
余分な配線材でキャビティ内がいっぱいになりがちです。

そんなときは別途電池を収納するスペースをザグリましょう。


今回の機体はバックパネルの大きさの割にキャビティが小さかったので、
空いてるスペースをザグるだけで済みました。

加工には電動トリマを使います。
加工したい形のガイドとなる治具を製作し、それに沿って削っていきます。

写真は撮影し忘れちゃいました。すいません。

でも思い通りの形にできたので良しとしましょう。


今般の新型コロナの影響により、自宅で過ごす時間が多いかと思います。
せめてもの心の健康のために音楽などの趣味を充実させ、
この国難を乗り越えていきましょう。



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スーパースイッチ②

毎度ご愛読ありがとうございます。

リペアスタッフの平です。


前回に引き続きスーパースイッチを使用した回路の紹介です。


▼参つ目

ピックアップが3シングル仕様のギターを基に回路を製作しました。

各ポジションでの組み合わせは…

1.フロントPU
2.フロントPU+ミドルPU(パラレル)
3.フロントPU+リアPU(パラレル)
4.ミドルPU+リアPU(パラレル)
5.リアPU

あまり使われないミドル単体での出力を無くし、
代わりにフロントとリアをミックスして出力します。

また、トーンはフロントとリアにそれぞれ効くようになっているので、
よりモダンな仕様となっています。


▼四つ目

先ほどと似た仕様ですがやや変更を加えました。

1.フロントPU
2.フロントPU+ミドルPU(パラレル)
3.ミドルPU+リアPU(シリーズ)
4.ミドルPU+リアPU(パラレル)
5.リアPU

3のポジションではミドルとリアを直列で接続しています。
これにより疑似的なハムバッカーのサウンドを出すことができます。


▼五つ目

先の2つとは若干趣向を変えてみました。

1.フロントPU
2. フロントPU +ミドルPU (パラレル)
3.ミドルPU+リアPU(パラレル)
4.リアPU
5.リアPU(トーン無し)

一貫してミドル不使用説を唱えているので、
今回も例にもれずミドル単体の出力は廃止しています。

その代わりに今回は5のポジションで
「リアPU(トーン無し) 」となっています。

2つのトーンはそれぞれフロントとリアに効くようになっていますが、
5のポジションではトーンの回路が切り離される仕様になっています。

リアは使用頻度が高くトーンコントロールできたほうが便利ですが、
トーンの回路はつまみを最大にしていても若干高音域が減衰してしまうため、
リア特有のトレブリーさが失われてしまいます。

そこで、スイッチでトーン回路を切り離せるようにすることで、
柔軟なサウンドメイクとトレブリーでストラトらしいサウンドの両立が実現しました。

シンプルながら意外と使いやすい回路ではないでしょうか。

自分的にはこれがストラト回路の終着点ですね。


といったところで今回はここまでです。

3シングルのレイアウトはストラトなどで定番なので、
今回の回路はスイッチを交換するだけで簡単に改造することができます。


「こんな仕様にしたいけどできる?」
というようなご相談もお気軽にお問い合わせください!!



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スーパースイッチ

毎度ご愛読ありがとうございます。

リペアスタッフの平です。


今回のテーマはスーパースイッチです。

名前の通りスーパーなスイッチなわけですが、
別に押すと人生をやり直せるスイッチとかではありません。

このように端子のいっぱいついたレバースイッチを
通称スーパースイッチと呼びます。

正式には4回路5接点のレバースイッチですね。

4回路5接点とは、スイッチの軸となるコモン端子1つに対しスイッチ先が5接点ある回路が全部で4回路という意味で、合計で24個の端子がついています。

そしてこの4つの回路は全て連動して動きます。

これだけで回路好きにはよだれものですよね。

ということで今回はこのスーパースイッチを使った回路をご紹介!

▼壱つ目

まずは2ハム仕様のギターを基にした回路図です。

スイッチの各ポジションをフロント側から順に1~5とした場合に下記の通りになります。

1、フロントPU
2、フロントPU(コイルタップ)
3、フロントPU+リアPU
4、リアPU(コイルタップ)
5、リアPU

2と4でそれぞれのピックアップがコイルタップされる比較的シンプルな回路です。

コイルタップができると演奏の幅が広がり、なおかつ1つのスイッチだけで操作できるのはお手軽ですね。

▼弐つ目

先ほどの回路と似ていますが、さらにバージョンアップしています。

1、フロントPU
2、フロントPU(コイルタップ)
3、フロントPU+リアPU(両方コイルタップ)
4、リアPU(パラレル)
5、リアPU

音が細くなりやすいリアPUを4番ではコイルタップではなくパラレルにすることで、音量の変化量を軽減し、全体的な音量バランスを整えています。

これはなかなか使い勝手の良い回路ではないでしょうか。


という感じで2つ紹介しましたが、実際のところ2ハム仕様のギターではレバースイッチではなくトグルスイッチが搭載されていることの方が多いので、改造の手間を考えるとあまり現実的ではありませんでした。

2ハム仕様のテレキャスターなら試してみる価値はあるかも!



といったところで今回はここまでです。

次回は3シングルのスーパースイッチ回路を紹介します。


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フレットエッジの球状仕上げ

毎度ご愛読ありがとうございます。
リペアスタッフの平です。

冬も過ぎ去り春の香りを感じる今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

春は出会いと始まりの季節。

新しい季節の到来に心躍らせ、
自分も何かを始めようと意気揚々と引っ張りだすギター。

おもむろにネックに手をやると、、、

「む!フレットが痛い!!」


なんていう体験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ギターの大部分を占めている木材。
木材は湿度によって膨らんだり縮んだりします。

冬は乾燥するためネック材が縮み、
金属のフレットの端が飛び出してしまうこともしばしば。
こうなると手に当たってとても痛いです。


ということで今回はフレットエッジの加工です。

しかも今回はタイトルの通り球状仕上げを施しました。


最初の状態がこちら。
フレットの端が若干飛び出していることが分かります。

また、もともとフレットエッジがとがった形状をしていたため、
余計に手に当たると痛い状態です。

そして施工後。

ご覧の通りフレットエッジが球状に。
最初の状態と比べると一目瞭然です。

ただエッジを丸めるよりも球状にすることでより手触りがなめらかになり、
なんだか見た目もゴージャスです。


久しぶりにギターを引っ張り出したあなた。
フレットで怪我をしてギターを嫌いになってしまうその前に、
ぜひ一度当店にお持ちいただき、ギターとともに新しい春を迎えましょう。


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